素晴らしいお話を聞けた・・・

ビッグサイトで開催されていました「SPORTEC2025」内で行われた斎藤大介トレーナーのセミナーを受けてきました。



結論から言うと、「こんなトレーナーさんがいて、こんなトレーニングされたらもう男子トーナメントは勝てないな」と思いました。



斎藤トレーナーの経歴からすれば当たり前かな?とは思いますが、越ヶ谷にあるトレーニングスタジオは、1:9 で女性・3:7でプロという利用者の比率。ほぼ7割が女子プロということになります。



斎藤トレーナー曰く、・ゴルフは究極の瞬発力スポーツ・ゴルフはパワースポーツだと。
これは私も思います。

しかしながら、日本にはスピードアップトレーニングが出来るジムが極端に少ないとのことで、斎藤トレーナースタジオに需要があるというのも頷けます。



で、講義の方は・・・
全てはお話できませんが、いくつかお話させて頂くと



・棒状のものもクラブも速く振れる人
・棒状のものは速く振れるがクラブは速く振れない人
・棒状のものもクラブも速く振れない人

という三分から

・練習時もコースでも速く振れる人
・練習時は速く振れるがコースだと速く振れない人

という二分になって、ではなぜ速く振れないのかを数値が出るマシンを使って分析していくのだとか。



そして、トレーニング前中後でスイングスピードが変わるのも当たり前の事で、必ずしも前が一番速いわけではないとのこと。
さすがにトレーニング後が一番速く振れる人というのはほぼいないそうですが、トレーニング中の方が速い人は比較的多いそうでそういう選手はアップを時間掛けて行った方がハイパフォーマンスに繋がるのだそうです。



他にも足底圧力というお話があって、垂直圧力、回転方向に掛かる圧力、真横圧力という3タイプのどのタイプなのかの計測から、その掛け方が一番強いのか?他の掛け方の方が強く出来るのか?とかを確認し、それを知った上でトレーニングメニューを組むとか



体の作り(腕の長さ・脚の長さ・胴の長さなど)からどういうトレーニングだとこの選手はバランスを作りやすいのかを考えるのだとか



止めたい場所を止めることで効かせたいところを効かせるためにどういうトレーニングをしていくかとか



前傾角度によって力の出力が変わるから、どういう角度が一番強い出力になるのかとか

一番強く出力出来るスタンス幅はどういう幅なのかとか



ホントに書ききれないくらいのお話があって、最高に面白かったです。



結局、スイングに限らずトレーニング分野でも色々と可視化され、蓄積された真実のデータからトレーニングメニューを作成していく時代なんですねー。



なんか私の中では男子のトレーニングって、昔ながらの非科学的な根性論・体力任せなことが今っぽくアレンジされてるだけのように見えるのです。

一方では、細部まで分析しその選手にあったトレーニングメニューを組んで、数値化されてることで目標設定も明確でってトレーニングをしてる。
どちらが効率的かってことになりますよね。



でもね、どんなに素晴らしいトレーナーさんでも斎藤さんは一人しかいないんですよ。
斎藤さんに習ってトレーナーの勉強をしておられる方は数多くいれど、斎藤さんを超えるところまではいかないです。感性は同じにならないから。



今後、男子もこういうトレーニングに着目していくんでしょうけど、2時代遅れましたねって思います。だから男子は勝てないなと、女子トーナメントに追いつけないなと感じます。



男子トーナメントはもう思い出せないくらい昔に観戦したくらいで球質なんて覚えてませんけど、女子はとんでもないボール打つんで。観てて楽しいですよ。私なんかより全然飛ぶから、ホントに全然。



後ろにこんなトレーニングがあったら、それも頷けます。



水飲むな‼でうさぎ跳びとかよくわからん非科学的なトレーニングさせられてた私にとっては、羨ましくてしかたない時代です^^

草食系ゴルフのススメ Ⅱ

0コメント

  • 1000 / 1000