千葉オープンが近付いてきた・・・

2019年の千葉オープンゴルフトーナメントが近付いてまいりました。



今年は、2011年以来8年振りにバッグを担ぎます。



恵まれたことに、千葉オープンは2011年まで7年連続出場させて頂きました。キャディーで^^



学生含め生徒様方が毎年頑張って予選を通過してくださったお陰で



ロープの中から、トーナメントプロのゴルフを拝見できる機会を得ました。



本当に勉強になった。今でもレッスンスキルのいくつかには繋がっています。



ちょっと振り返ろうと、以前のブログから当時の記事を見返しているうちに



なんだかワクワクしだして^^



2011年時の記事を抜粋します。



現在はプロゴルファーになっております選手のバッグを担いだ時の記事です。



「結果は、初日ノーバーディー3ボギーの75・・・二日目5バーディー2ボギーの69・・・

トータル144でトップタイフィニッシュでした・・・

プレーオフで敗れはしてしまいましたが、素晴らしいプレーだったと思います・・・

月曜日の指定練・・・

何をすれば良い??との問いに、グリーンだけお願いしますと返って来ました・・・

私も彼もプレーヤーとキャディーという立場でですが、千葉オープンは何年も前から出場しています・・・

細かなチェックは必要ありませんでした・・・

ショットは好調だと言っていましたし、パッティングの好不調が数字にそのままでる事もわかっていました・・・

初日を向かえるに当たって、策は2つ・・・

ロングは全て刻んで、3打目勝負・・・

他のミドルとショートは、ピンポジと風を考慮しながら攻める・・・

初日、ショットに関しては本人も言う通り好調でした・・・

朝の練習から「ちょっと右への曲がりがイメージより大きい」ということで、対処法を伝えたくらいでした・・・

パッティングで、バーディーパットをいくつか外し、アプローチのミスがあり、流れを作れず3つのボギーでした・・・

初日のラウンド終了後のパッティングレンジで、頭の右サイドの動きを微調整し、ラインを出しやすくラインに乗せやすくしました・・・

初日の夜、何通かメールのやり取りをして最後に、「アマチュアの最後の競技、どうであれ今後のゴルフ人生の糧になるものを残そう。千葉オープンの歴史に名を残そう。明日は攻めるぞ!!」と送りました・・・

「やる事はやってきたんで、すごく楽しみです。明日も宜しくお願いします」と返って来ました・・・

二日目の朝の練習で、「今日はラインが出ます。昨日より真っ直ぐに立ちます。」と言ってきました・・・

そして、スタートのロングホールでバーディー・・・続くショートホールでは、3パンチのボギーでした・・・

あとは全てパーで36の折り返し・・・

後半に入って、2番のショートホールから2・3・4と連続バーディー・・・

5番のショートで3パンチのボギーでしたが、7番でバーディー・・・

8・9番とパーで、69でした・・・


そして、プレーオフ・・・

私は、トイレに行かせる事が出来なかった・・・

アマキャディーとプロキャディーの違いの1つだと思いました・・・

始まりも何となくダラァ~っと始まりましたので、一拍置いてあげればよかったと反省しています・・・

ティーグラウンドに行き、打順を決めるコイントスから始まりました・・・

相手が先・・・こちらは後になりました・・・

すると競技委員の方が、「今放送が入りますから、ちょっと待ってください」と言いました・・・

が、別の競技委員の方が「いいよ、始めちゃって」と言いました・・・

そして、ダラぁ~っと始まってしまいました・・・

相手は緊張していました・・・私にもハッキリわかるくらいに・・・

ティーショットを左へ曲げました・・・だいぶです・・・

こちらはFW真ん中でした・・・

相手は曲り過ぎていて、逆にピン方向が開けているという状況でした・・・(隣のホールまで行っていました。谷になっているので、グリーンは全く見えない打ち上げという状況です)

先に相手が打ち、グリーンに乗せてきました(ピンまでは7~8mはあったと思います)

こちらは、ピンまで138Yというポジションからの2ndショットです・・・

ピンは左奥、風はフォロー・・・

「9で行きます」と言ったので、9を渡しました・・・

私は、頭の中で葛藤がありました・・・

相手はハウスキャディーです・・・相手も帯同キャディーだったら私は一言二言番手チョイスに関して口を挟んだかもしれません・・・

「相手がピン手前7~8mの位置。このホールで決めるのか、次のホールで勝負するのかハッキリさせてから打とう」・・・

「今は、PWでもグリーンには届く。9だと飛び過ぎてしまう要素が多いにある。奥で嫌な所にオーバーするなら、取り合えず乗せとく位でも良いのではないか?相手があれを決めてきたら、それはそれで仕方がないと割切ろう」・・・

色々な事が頭を過りましたが、私はプレーヤー同士の戦いにしようと決め、何も言いませんでした・・・

2ndショットは、左奥に外れました・・・

ラフです・・・しかも、エッジまでは2y弱・・・エッジからピンは4y位で受けていましたが、カップの先は下っていました・・・

ボールの所は芝が薄く、ボールの10cm先からエッジまでは逆目のラフという状況・・・

パターではちょっと厳しいかなという状況にも見えました・・・

彼の選択はSW・・・

後で聞くと、「パターという思考が無かった」そうです・・・

私は、「〇〇、クラブは14本あるんだよ?」と言いたかった・・・

ですが、プレーヤー同士の戦いにしようと決めた以上、口出しはしません・・・

結果、5~6mのオーバー・・・

相手は、2パットのパーでしたが、こちらは入れられず敗戦となりました・・・

悔しさ一杯でした・・・彼も私も・・・

ですが、プレーオフを経験できた事はとても大きな事だと思います・・・

ツアープロの方々でも、プレーオフを経験せずにプレーヤーを引退された方々も多いはずです・・・

なかなか経験できる物ではありません・・・

トップのスコアであって、更に同スコアの方がいらっしゃらないとプレーオフにはならない訳ですから・・・

すごく貴重な経験をさせて頂いたと、彼には感謝しています・・・


私も、今後競技思考の生徒様の方々がプレーオフを経験される状況になれば、経験上からお話できる事が出来るようになりました・・・

これも貴重な財産です・・・

彼のお母様には、初日のスタート前に「勝たせます」・・・と言ってスタートしました・・・

が、最後の最後でキャディーとしての一言が掛けれなかった・・・

「〇〇、トイレに行って来い」・・・

言えていれば・・・と思っています・・・」



ゴルフはメンタルといいますが、単に緊張・プレッシャーに勝つとかいうことではなく


「メンタル」という言葉の中には色々な要素があります。


勝ちたい!!・・・良いスコアで上がりたい!!・・という感情を、何をもってどういうタイミングで良いエネルギーに変えれるのか


こういうことの1つを学んだ気がしております。


あれから8年。


また千葉オープンというトーナメントに出場します。キャディーで。


試合中に何を伝えれるか・・何を選手の頭の中に残せるか・・


お祭りを楽しみたいと思います。

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