世界陸上2025・・・
私はずっと陸上というものを追っ掛けてきてるわけではなく、
アジア大会とか世界陸上とかオリンピックとかって時だけワクワクして観るなんちゃってファンなんですけど。
私なりに感じたことを書こうと思います。
〇女子100mハードルの田中佑美選手
万全ではなかったんでしょうね、今年13秒切ってるレースしてるんで、本人も悔しいんじゃないですかね。レース後のインタビュー、潔いというかなんというか。視野が広く美しいコメントだったと思います。
この種目、福部・中島両選手は準決勝まで行ってますけど、お2人も苦しんだBGがありますので、皆でこの種目を盛り上げていってくれると良いですね。
〇女子800mの久保凛選手
悔しさいっぱいのレース後インタビュー。
汲み上げてくるものを堪え、涙を溢さずにという姿。
今後ケガさえなければ強い選手になっていくのでしょうけど、まだ17歳という事も怖さの一つの要素。日常生活にも色んな変化があるのですから、どう律していくのかでしょう。
今回の経験やインタビュー時の感情を忘れず頑張って欲しいものです。
〇女子5000mの田中希実選手と山本有真選手の関係性。
とんでもない舞台での恩返し(笑)同じ組にならなきゃ出来ない事ですからね。
「私に作ってほしいペースがあったら言ってください」ってね、簡単に言える言葉じゃない。それに対し「スローペースになったら72秒くらいで6周半押してほしい」。
田中選手は「最後のピースをはめてくれた言葉」と言ってますが、これを言える言えないでどれだけ感情が変わったか、どれだけ心強く挑めたか。
山本選手のスタート前の心臓を捧げますポーズ・・・こういう経緯を知れば、めちゃくちゃカッコイイです。
〇女子走り高跳びの高橋渚選手
1m88cmの3回目、美しかった。
ここだけを切り取って見ちゃうとね、「おー‼」くらいな感覚にしかならないと思うんですけどね。2回失敗してから3回目の跳躍で成功ですから。「おー‼」どころではなかったです。「決勝に行って顔を覚えてもらいたい」といっていましたが、さんまさんも「この子キレイよ」って何年か前に言ってたくらいのお顔立ちなのですから、今回で覚えてもらえてるんじゃないですかね(笑)まだ25歳なのかもう25歳なのかわかりませんが、これからに期待します。
〇三浦龍司選手の妨害疑惑、それに対してのご本人のコメント。
カッコイイとか言う人もいますけど、私は講義することも大事だと思うし三浦選手には「美」だけにせず「手引っ張られましたけどね、世界ではそういうことも起こるので」というようなそれに触れる発言もしてほしかったです。後輩たちの為にね。手を引っ張った選手も世界陸上に出場してくるような選手。今後指導者になっていく可能性もある。今回の取り上げ方によっては後輩たちに「そういうことをしても大丈夫」とも言えるし「そういう事をしたら失格になるよ」とも言える。こういうのってその場だけじゃないですからね。
ただ私は、あの種目において「日本も邪魔されるような選手が出てきた」と思ってますよ^^
〇男子110m 障害の村竹ラシッド選手
「何が間違っていたのか?」って言葉が強く残っています。
そういう言葉がすぐ出てくるくらいの事をしてきたって事ですから。
こういう表現をする選手がゴルフ界にいるんですかね?
どれだけのプロテスト失格者がそう言えるほどの1年を過ごしてきたのだろう?
QTで落ちるプロゴルファーがそう言えるほど球打ってるんだろう、トレーニングしてるんだろう?
他のスポーツに置き換えると、プロゴルフ界ってホントに色々甘いよねって思います。
〇中島選手の400m 準決勝。
今年1番鳥肌立ったな(笑)
400mのラストで追い上げるって凄いですよね。
世界大会の準決勝です。皆日々トレーニングして国の代表になって予選勝ち抜いてきた選手たちです。その中であの追い上げは素晴らしいです。
〇女子20km 競歩の藤井選手銅メダル+日本新
「記録には全然気付いてなかった。まさかこの大会で出るとは思ってなかったので凄くうれしい。」「本気でメダルを狙って勝ちに来たので、その通りになったというか自分の思い描いていたレースが出来たので大感激です」「いつも男子がメダルを取っていて女子はまだまだと言われてきたので、必ず私が取るという気持ちで今まで練習してきた。次の大きな一歩を踏み出せたと思う」
記録じゃなくてメダル。こういうの好きです。
〇男子4×100m決勝後のインタビューでの桐生選手の「10年間も走ってきてるのに、なんで僕はこんなところでミスをするのか」という言葉。
ただ足が速いというところから始まって、その種目に一生懸命になって練習して、日本で注目される選手になって、記録出して、日本代表で何レースも経験して、はたから見ればただ走る短距離走ってだけなんですけどそこの奥深さは計り知れない。
こんなことゴルファーにしてみれば日常茶飯事で、何年やってたってダフるしシャンクするし。プライベートでは70台でるけど、大舞台になると80叩くしってゴルファーはいっぱいいる。
日の丸を背負うって、こういう事なのですよねー。
陸上の短距離走・・・まさに「心・技・体」の核心な気がします。
〇女子マラソンの小林香菜選手
「練習キツすぎて、合宿終わった時が凄く嬉しくて試合はもうどうなってもいいと思ってたんですけど、試合が近づくにつれて周りの方々とかの応援をすごく沢山頂いて沿道の方々の声援もたくさんお声掛けいただいて、頑張るしかない」と。声援って力になるというけれど、苦しい練習をしてきてるからこそ代表になってるし、そういう選手たちの特権ですよね。日本開催で見方がたくさんいる中での声援ですから、凄いんでしょうね。
しかし小林選手・・・一瞬セゴドン(西郷真央選手)に見えるんですよね(笑)
〇石井アナ
今回好感度・知名度爆上がりでしょうね(笑)
特に、北口選手へのインタビュー後の対応に称賛。
私も聞いていて素晴らしいなと思いました。
その他・・・
世界記録デュプランティス選手、1cm を更新するのにどれだけの努力をされたのだろう?と思うし
女子走り高跳びのマフチフ選手が寝たままパスとかも面白いし。
パタソン選手とトピッチ選手のやり取りも名場面・名シーンと言われてますし。
女子3000m 障害の齊藤選手の日本新記録「日本人で初めて9:30を切りましたぁ~」とか女子200m 井戸アビゲイル選手の日本人初準決勝進出とか
日本人選手の日々の頑張り、その選手たちを裏で支えてきたコーチの方々だったりトレーナーさんだったりの頑張りが、日本人選手たちのレベルを上げてきているんだなと思えるシーンも多々あり。
その他挙げればキリがありません。
そしてすべての競技が終わって1番思ったこと・・・
日本政府は、日本の漫画家の皆様にもっともっと敬意を表しなさい‼
アニメによって、どれだけの外国人が日本に興味を示し観光に来てくれているのか。
どれだけ好意を抱いてくれているのか。
それによってどれだけの商売が賑わっているのか。
それによってポンコツ外人が色々しでかしているというのは、ここでは触れずとして。
今まで漫画家で国民栄誉賞受賞って、サザエさんの長谷川町子さんだけですよ?
今回も色々な国の選手が、日本のアニメのポーズをとっていた。
ライルズ選手なんかは色々やっていたし、日本選手のポージングに大喜び的なのもあったし。
何も触れずに・・・とかはやめろよって思います。
0コメント