なぜ泣く？・・・

嬉し涙は美しい

散々やりきってダメだったら、そこに悔しさとかあるのかなと思っちゃうんですよね。

それでもダメだったら、ダメなんですよ。潔く諦めるしかない

努力は報われるとか言いますけど、

それはそれで否定はしません。報われることもあるから。

でも反面、努力しても報われない事もあるんだという事を教えていく必要もあると思うんですよね。

全てが美談で終わるわけないから。

結果がどうとかじゃなく、

何も怠らず良い質の練習を色々な事を我慢してストイックに熟してきたということを意味すると思うから

レスリングの須崎さんなんて、吉田沙保里さんに「あの子は勝つ」って言われて勝ってる。

8年前からオリンピックで金を取るために・・・っていうくらい練習したんですよ。

8年ですよ？出来ますか？私は出来ない^^;

でもそれをしたから、圧倒的な金メダルでしたよね。敵がいないっていう金って凄すぎる。

逆に、陸上のリレー4選手とかサッカーの久保君とか

ホントにカッコ悪い。

ロッカールーム帰ってからにしろよって思う。

「男なんだから」とか「男は人前で涙流すな」とか、

そんな美学は、私は持ち合わせていません。

そういう事じゃなくて、

攻めたバトンって自分たちが言ったんでしょ？

ならば結果は想定内の出来事だったはず

それだけなら勇敢だったし、途中棄権も尊敬。

でも、泣いちゃうとねって思う。

スケートの清水宏保さんが、自身のロケットスタートといわれていたものを

『躓くのと紙一重』みたいな事を言っていた事があって

その当時私の解釈として

『階段で躓くと、自分の意にはないのに足が速く動く』ような事なのかなと(笑)

その『勝手に速く動く』動きを練習で意図的に精度高く表現出来る事って凄いなと思うし

ましてや、日の丸背負ってメダルを期待されて取らなきゃいけないような注目もされてる中で

それを発揮できるって、私の想像の中にはない事なのだろうと思います。

でね、泣いちゃうって事は攻めるという中に守るという感情もあったからじゃないのって思うし

攻め切れてなかったって事じゃないの？本番だけじゃなく、練習時から

覚悟が足りないというか中途半端というか

攻めるを間違えていたのか、攻めるという事にどれだけストイックに執着出来ていたのか

そこを突き詰め切れなかったんじゃないかと

泣かれちゃうと、私にはそういう感情が生まれてしまうんですよ。

久保選手・・・

「生きてきた中でこんなに悔しいことはない」みたいなことを言っていた。

ちやほやしてきた周りの大人も良くないとは思うけど、

それを発せるほどやってきてないってことですよ。

若さとかじゃない。

そこまで大きな悔しさを生むほどの事にチャレンジしてこなかったという事

今までの人生でそういうのがあったんだろうなと

そう見えるので、まだ発せるに至らないと

そう思いました。

なぜ、終了のホイッスルと共にピッチに蹲って泣けるの？

泣く準備してたの？

悔しさが込み上げてくる時間はどこにあったの？

試合中からそういう感情だったって事じゃないの？

それは、ホイッスルが鳴るまで諦めないという気持ちとは違うところなんじゃないの？

そんな風に感じました。

こんな書き方をしてますが、私は陸上競技みるの好きですしリレーは特にワクワクするし、久保選手も嫌いなわけではありませんよ^^

これから先のリレーやサッカーシーンでも、選手の走る姿や久保君のプレーに鳥肌を立てたり感動したりすると思うし

もっと出来るでしょ？って思うから

悔しさ慣れしちゃいけないよねって思うから

この悔しさは忘れない、次に繋げると言っていたので

それに期待します。